カラーシュ谷に暮らす、
ムスリムの子どもたち。
<ムスリム=イスラム教徒>
イードと呼ばれるムスリムたちのお祭りの時には、たくさんの子どもたちがカラフルな可愛いドレスを着て谷を歩いている。
カラーシュ谷には少数民族であるカラーシュだけが暮らしているわけではないのだ。
少数民族カラーシュの総人口はおよそ4000人と言われており、むしろ人口はムスリムの方がはるかに多い。
3つのカラーシュ谷のうち、ルンブールはカラーシュの割合が高いが、ブンブレットとビリールはムスリムの方がかなり多い。
カラーシュとムスリムが結婚するケースもあるし、お祭りの時には互いに尊敬しあって暮らしているように見えるが、そこには両者の関係性において微妙な問題もあるらしい。
しかし子どもたちは、カラーシュもムスリムも関係なく、学校で一緒に勉強したり、仲良く遊んだりしているのをよく見ることができる。