タジキスタン共和国、ヤグノブ谷の春。
前日は雪が積もったが、ようやく晴れた。
ここはピスコンというヤグノブ谷のはるか奥地の村。
村に家はわずか5〜6軒だが、これでも谷の中では一番大きな村だ。
「ピスコン」は、ヤグノブ語で「知識」を意味する。
谷の入り口からここまで、氷河をいくつも乗り越え、
徒歩で35kmくらい歩いてようやくたどり着いた。
ここまで来ると標高もかなり高く、本当に自然が美しい。
この先をどれだけ進んでも、村はもうあと2つしかないようだった。
こんなにも素晴らしい大自然の中で育ったヤグノブ人のモヒラとファリダ。
彼女たちの家の前の景色がこれだ。
美しいヤグノブ谷を後方に、2人とも素敵な笑顔を見せてくれた。