夏の暑い太陽の日差しが路上を強く照らし始める、首都カーブルの朝。
中心地の雑踏の中で物乞いをして暮らす子どもたちがいた。
どうやらいつもこの付近にいるようだ。
左の妹が歩道の上で寝転がって周囲を歩く人々に同情を誘ったり、姉が直接話しかけたりしてお金をせびっている。寝転がっている様子を少し見ていたら、妹が突然むくっと起き上がったかと思うと、私の足に抱きついてきて、なかなか離そうとしない。
右の姉はしっかりしている。お金がほしい!という気持ちを全面に押し出してくる。
左の妹はただ笑顔をふりまいて、くっついてくる。
彼女たちは今日も、ここで生きている。